おはようございます!
今朝の福井は冷たい雨が降り、まさに
「福井の冬の空」
といった曇り空でございます。
自分が所属しております団体、福井商工会議所青年部でただ今「町歩き」というものを企画しております。
自分たちが住む福井を。自分たち自身もっと知りましょう、歩いてみて回りましょう、という企画です。
その一環として、私の住む町「片町」の歴史を掘り下げて紹介する、という役目をいただきました。
そのために昨日、老舗の和菓子屋さん、錦梅堂さんに取材に行ってきました。
錦梅堂さんの紅谷社長は御年75歳。
非常にはつらつとされていて、商売のことや、町の歴史、片町であった逸話などいろいろとお話しくださいました。
その中から一話。
江戸時代に福井の城下で「馬威し」という行事がありました。
武家階級の方たちが馬にのり道を走るのですが、それを道の両脇から町人が太鼓などをたたきはやしたて、馬を興奮させます。
興奮して暴れた馬を乗りこなす武士の度量を測る行事なのですが、町人にしてみれば年に一度の武士を痛い目(?)にあわせることができる行事なので大いにはやし立てます。
たいていの武家階級の人は馬から振り落とされてしまうのですが、かの有名な由利公正公(福井藩出身、坂本竜馬、橋本佐内とも交友が厚い、初代東京府知事)は振り落とされることなく走りぬいたとのこと。
何か大きなことをやり遂げる方は、いろんな部分で秀でているのでしょうか。
ちなみに自分が所属しております太鼓チーム「越前馬威し太鼓」はこの「馬威し」から来ております。